界面活性剤とは

これから「界面活性剤ってなにか」を知っていただくために順序だてて、なるべくやさしい言葉でご質問にお答えしましょう。

質問1

界面ってなんですか?

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    • 『表面』とか『境界』という言葉が、近い意味を示す言葉です。
      『界面』という言葉は「異なった性質を持つ2つの物質の間に存在する境界面」を意味する技術用語であり、日常生活では使わない言葉です。

質問2

異なった性質を持つ2つの物質ってどのようなものですか?

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    • 世の中には、種類や性質の異なった物質が無数に存在しています。
      物質をまずは外観の違いから区別すると、固体、液体および気体の3つに大きく区別することができます。 これらの外観の違うもの同士が、隣り合って存在する場合に界面ができます。界面には5つのパターンがあります。

質問3

5つのパターンとはどんなものですか?

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    • 固体と固体、固体と液体、固体と気体、液体と液体、液体と気体の5つです。
      気体は性質が異なっていてもお互いに混じりあうので、気体同士の間では界面は存在しません。
      5つのパターンで、どのような界面があるかの具体的な例を見てみましょう。

      固体と固体 : 携帯電話と指、衣類と付着したヨゴレ
      固体と液体 : コップとコーヒー、機械と潤滑油
      固体と気体 : 皮膚と空気、地球と大気
      液体と液体 : 水と油
      液体と気体 : 海水と大気、シャボン玉

      目に見える界面を紹介しましたが、目に見えない場所にも、無数の界面があります。
      例えばリンゴの皮とその内側の果肉、血管と流れている血液、貝の中の真珠などです。このように私たちは無数の界面に囲まれて生活をしています。

質問4

活性剤とはなんですか?

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    • この言葉も技術用語なので、日常生活では使いません。機能を発揮する薬剤のことを技術用語で『活性剤』と呼んでいます。また、機能がある、性能を向上させることを活性があると呼んでいます。ですから、『界面活性剤』とは界面において機能を発揮して性能を高める化学物質の総称です。
      身の回りにはいたるところに界面が存在することがわかりました。これらの界面において界面活性剤はいろいろな活躍をしています。どのように働いているかを見てみましょう。

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